今も昔も専業主婦は

今も昔も専業主婦は

現代60代、元専業主婦と言っていいほど今はのんびりした暮らしです。「専業主婦です」というと羨望と皮肉とが相半ばの反応が返ってくるのがお約束のようです。事実そのような面があることも確かですが、過去の私も含めて30代、40代の主婦の思いは結構複雑なんですよ。経済的に余裕のある層の人は別にして極々普通の暮らしをしている専業主婦だってそうそうのんびりしている人はいません。住宅のローンのために節約を考えてもそうそうできるものではないし、外で働こうにも子供の問題があります。かつての私も子供のことも含めて少しでも収入になればとある学習教材の会社の添削指導員をやっていたことがあります。家でできるからというのがその内職を選んだ理由でしたが、割がいいとは言えない報酬でした。たぶん外に出ないで家で仕事をしている人でこういう人も少なくないでしょう。そして仕事にも慣れてくると、次は生きがいというつかみどころのないものに悩まされる人だって出てきます。

 

 外でフルタイム正社員という人にも同じ悩みはあるでしょうし、もっと仕事上の事でしんどい思いをしていることもあるでしょう。ただ専業主婦だからのんきでいいねという世間の思い込みは必ずしも正しいとは限らないということです。子供のことその他諸々の悩みは尽きないのは誰にでもあるということです。

 

 現に私の娘も小学5年生と1年生の2児の母。彼女もまたかつての私と同じ添削指導員の仕事をしていますが、外で働くかどうかいろいろ調べたりしているようです。どのような結論を出すのか。今も昔も専業主婦の暮らしの根っこのところは変わらないのかなとちょっと複雑な思いです。